2) アルカ(味の箱舟)

日本初の認定9品目の1つ
雲仙コブ高菜(上)とエタリの塩辛(下)

スローフード運動には、「味の箱舟」プロジェクトという、地域の食生活や食文化にとってはとても大切な食材ではあるけれども、現在の経済効率優先社会の中では、消えていきそうなものをリストアップして、必要な支援をするという取り組みがあります。 これらの貴重な食材は、いずれも時代の効率化や市場性の犠牲になろうとしているもので、世界的な取り組みとして行われています。

 
日本にも沢山の危機的な状況にある貴重な食材があると考えられます。ところが、私達はそれらを見逃してしまっているのが現状だと思います。まず、自分たちの足元からそんな危機的状態のものはないか、目を配ることが食と農の再生につながると思います。 
 
なお、2005年には、日本ではじめて9品目が「味の箱舟」としてリストアップされました。

スローフード長崎からは、雲仙こぶ高菜とエタリの塩辛が、その他に北海道の八列トウモロコシ・日本短角種、岩手の安家地ダイコン、宮城の余目ねぎ・長面焼きハゼ、山形の花作ダイコン・米沢雪菜がそれぞれ認定されています。

認定は、毎年追加されており、2007年7月にスローフード長崎から申請していた長崎ハクサイ(唐人菜)が3つ目の「味の箱舟」として認定されました。

 


「味の箱舟」(アルカ)認定とは?

「味の箱舟」には、世界中の「味の箱舟(アルカ)」委員によって定められた5つの認定基準があり、その基準を満たしているかどうかが、イタリアの本部で審査され、認定されます。
 
【5つの認定基準】
①その生産物が、特別に美味しいこと。 (美味しさとは、その土地の習慣や伝統を基準にすること。)
②その生産物が、ある程度の長い年月にわたって、その土地に存在した植動物の種であること。 また、その土地の原材料が使われた加工、発酵食品であるか、あるいは、地域外からの原料であっても、その地域の伝統的製法によるものであること。
③その地域との環境的、社会経済的、 歴史的つながりがあること。
④小さな作り手による、限られた生産量であること。
⑤現在、あるいは将来的、消滅の危機に瀕していること。

【日本の認定品目】
今回、5品目が認定され、現在合計20品目が味の箱舟に認定されています。
どのような品目が認定されているかは、こちらで支部別に取り纏めています。
 

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