1) 運動の概要

スローフード運動が始まったブラの街並み
 
 
 
 
 
 
 
ブラにあるスローフード協会本部の玄関

スローフード運動は1986年イタリアの北部、ピエモンテ州のブラという小さな町で生まれました。 いわば、食と農と環境を守る国際的な市民運動の1つといえます。

現在、世界45ヶ国に700の協会、会員8万人を擁する組織となっており、日本でも45の協会、2千人の会員がおり、国内本部は宮城県に設置されています。

 スローフード運動が掲げる活動の柱は次の3つです。
 
1.消えつつある郷土料理や質のよい食品を守ること
 2.質のよい素材を提供してくれる小生産者を守っていくこと
 3.子供たちを含めた消費者全体に、味の教育を進めていくこと

この運動はもともと継承者がなく、人から忘れられ、地域の食生活や文化を支える大切なものでありながら、消え行く食材を守る事から始まったのですが、何故消えるのかを考えたとき農林漁業の現状、生態系のバランスが大きく影響しており、食と農林漁業、環境まで踏み込んだ取り組みになっています。

平たく言えば自分たちの足元から食や農について考え、見つめ直すことにより、環境を守る事に発展する。個々の小さな取り組みが、地域、さらに全国規模、やがて地球規模に発展していくという運動だと私は理解しています.。  

       (スローフード長崎顧問 料理研究家 黒川陽子)
 
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